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屋根の種類④(屋根材)|恵那市 外壁塗装・屋根塗装専門店 (有)本多塗装店

豆知識 2019.11.06 (Wed) 更新

こんにちは。

続きの屋根材について載せます。

 

セメント瓦

 セメントと砂を原料に加圧成型・乾燥させ、表面を塗装したものです。

 コンクリ瓦とも呼ばれています。

 セメントには水を加えると固まる性質がありますが、それだけだと強度が足りないため、少なくとも2~3㎝の厚みが必要です。

 耐用年数は20年程度で全面葺き替えを検討される必要があります。

 10年位を目安に塗替えメンテナンスが必要です。

 厚みがあり重量もあるので、瓦同様の工事方法する事が多く、屋根材と下地の間に空気層ができ、暑さや結露防止に役立ちます。

 セメント瓦そのものには防水性はないので、防水性能を維持するための定期的な塗装メンテナンスが必要です。

 耐火・遮音性がありますし、価格もやや手頃です。

 

日本瓦

 粘土を材料に成型して、高温で焼き上げます。 

 粘土瓦、和瓦とも呼ばれます。

 ガラス質のうわぐすりの釉薬(ゆうやく)をかけ色を付けた陶器瓦と、

 釉薬をかけずに仕上げる無釉瓦の2種類に分けられます。

 無釉瓦の中でもいぶし瓦が代表的です。

 陶器質なので耐水・防水性にすぐれ、色あせず高い耐久性を備えている。

 瓦は重いため構造物を頑丈にしておきましょう。

 耐用年数は30年くらいで全面葺き替えの検討が必要です。

 メンテナンスは瓦自体は不要ですが、下地の漆喰部分の点検は必要です。

 瓦は耐火・断熱・保湿・遮音性があるので、やっぱり高価です。

 

トタン屋根

 正式には、亜鉛メッキ鋼板といいます。

 戦後から普及し始め、現在主流のスレート屋根がなかった時代に、日本瓦に比べて材料が安く

 施工期間も短いため1950年代に多く使われました。

 現在では、雪国の東北や北海道の住宅では使われていますが、他県では少なくなりました。

 良い点は、日本瓦に比べると1/100の重さで軽いため、耐震性が高く積雪にも強いです。

 反対に悪い点は、耐熱性が低いところです。

 夏場は屋根が高温になり、室内もとても暑くなります。

 耐久性も低く、サビが出ると一気に広がる特徴があります。

 防音性も低く、雨の日には室内にも雨音が響きます。

 耐久年数は8~10年ですが、傷が付くとサビが広がってしまうのでメンテナンスは必要です。

 

 屋根材について載せました。

 屋根材にも地域が関係しているんですね。

 

 今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。